「クスノキの番人」新規場面カット公開、天海祐希による「少年とクスノキ」朗読映像も
伊藤智彦監督の長編アニメーション映画「クスノキの番人」より新規場面カットが到着。併せて主人公の伯母・柳澤千舟役を演じる天海祐希が、絵本「少年とクスノキ」を朗読する映像が公開された。
東野圭吾の小説を原作とする「クスノキの番人」は、理不尽な解雇により職を失った青年・直井玲斗が、“クスノキの番人”となったことをきっかけにさまざまな人と出会い、クスノキの謎に迫っていく物語。新規場面カットには、玲斗と“クスノキの番人”になることを命じた千舟の日常が垣間見える場面や、家族に秘密でクスノキを訪れる男・寿明、その秘密を探ろうとする寿明の娘・優美と玲斗の様子、しぶしぶクスノキの祈願に通う青年・壮貴の姿のほか、クスノキの全景などが収めらている。
「少年とクスノキ」は、原作小説の続編「クスノキの女神」の中に登場し、東野が実際に書き下ろした絵本。不幸なことが続き、大切な人たちを失ってしまった少年が、「僕の未来を見せてほしいんです」とクスノキに願い、その願いを受け取ったクスノキの女神が少年に未来を見せる物語だ。絵本の朗読は初挑戦という天海。読み終わった「少年とクスノキ」について天海は、「東野先生の言葉がとても美しいですよね。それをきちんと伝えられるように。また、私が最初に感じた、ほんのりと、じわっと温かくなる感情が皆さんに伝わるといいな、と思って朗読しました」とコメントを寄せた。
さらに天海は「クスノキの番人」の魅力について「今回のお話は、事件が起こるわけでもなく、追い詰める側、追い詰められる側というのもあるわけではない。けれども、1本の大きな柱があって、そこに向かっていく人々や大きな物語の“うねり”というものは、やはり素晴らしいなと思いました」と言及。また「皆が“その願い”を叶えたいという思いを持って、大きな象徴であるクスノキの中に入っていく。クスノキだけではなく、そこを守ってきた人たちの思いをリレーとして、バトンを渡していく。それが大事なことなのだなと感じた」と語っている。
「クスノキの番人」は2026年1月30日公開。声の出演には天海のほか、高橋文哉、齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかおが名を連ねている。
アニメーション映画「クスノキの番人」
2026年1月30日(金)劇場公開
スタッフ
原作:東野圭吾「クスノキの番人」(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ、板垣彰子
美術監督:滝口比呂志
制作:A-1 Pictures / Psyde Kick Studio
配給:アニプレックス
キャスト
高橋文哉、天海祐希、齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお
(c)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
